2014年5月3日土曜日

Kurt Rosenwinckel(カートローゼンンウィンケル)のクリニック動画(日本語字幕)。カートならではの目線が興味深い。

カートローゼンウィンケルのクリニック動画に日本語字幕をつけたものがあったのでご紹介します。
実に重要なヒントがいくつも含まれている興味深い内容です。




カートの割と有名な?クリニック動画みたいでいくつもバリエーションがアップされていて再生回数もすごいです。

メロディーに対するハーモニーのつけ方の一つのアイディアを使って普段カートが曲をどのように覚えていくのかというプロセスが提示されています。

「3度と5度、1度と7度をそれぞれセットにしてメロディーにハーモニーをつける」というアイディア一つでいかに音楽的可能性が広がるかをまざまざと見せつけてくれます。
動画を見てもらえばわかりますが本当にシンプルなやり方です。

3度と5度、1度と7度をそれぞれセットにするというのは、ベースライン+ガイドトーンを一緒に弾くという発想から来ているのでしょうか。


個人的なこの動画のきもはカートの頭の中はきれいに整理されているのがビンビン伝わってくること、カートは基礎的なことを非常に重要視していることだと思います。


曲を覚える、シンプルにコードトーンを使う、メロディーを弾くというもっとも基本的で重要なことだけでもすさまじい音楽的可能性があること。そして大抵の人は発展的なアイディアに目を向けるが、その基礎的なことがそもそもできていない傾向にあることを力説しています。

ある意味この動画でカートに提示した3度と5度でハーモニーを付けるというやり方そのものに飛びつくこと自体カートの意に反するような気がします。


発展的なアイディアや方法論に飛びつく前にあなたは基本的なことができますか?と問われている気がします。それだけでもある意味十分だし、それができなきゃお話にならないというニュアンスすら感じます。(全然できませんごめんなさい...「USTがー、とかいう人いるけどさー、そういうレベルじゃないんじゃないの?あなた」みたいなカートの言葉は心に突き刺さります...


わかっちゃいるけどなかなかできないことですよね。でも大体どの業界でも一流プロほど逆に基礎的なことをすごく大事にしてるってのは共通している気もしますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿